子を持つ私たち親の願いは形の違いこそあれ 子どもの幸せではないでしょうか・・ どんな環境にあっても幸せになれる子って具体的にはどんな子どもなのでしょうか?それは”周りに配慮しつつ、自分自身を良く知り 自分の欲求をしっかりと満たすことのできる人”「自律した人」と考えています。そんな子育てを、心理学の知識をベースにママパパが日頃の子どもとの関わり方を楽しみながら、振り返り、お互い体験したことを分かち合い、気付いたことを子育てに実践しあう それがキッズハピネスです。
A君は名門の私立中学に合格しお母さんも喜んでいました。
ところが2学期の初めからA君は学校に行かなくなりました。
不登校になったのです。お母さんは「せっかく苦労して入った
中学じゃないの 出席日数が足りなくて退学になったらどうするの」と
厳しく言いますが効果はありません。「だって僕が行きたいって
言ったわけじゃないもの。お母さんがどうしても受験しろと言ったから・・」
A君は「僕が決めて受けた学校じゃない」と 自分の意志でないことを
強調して不登校になった責任を親に押し付けています。
A君のように,責任を回避するため,いつも言い訳を用意してから
物事に向かう子供がいます。
こうした子は どんなことでも失敗した時の対策をたててから
ことに臨みます。
「お母さんがやれって言ったからやったのに・・」
「先生の言うとおりにしたのに・・」とことが思うように運ばなかった
ときは いつも誰かのせいにしてしまいます。
言い訳を考えておくということは,自分に自信が持てず,
自分を信頼できていない証拠でもあります。
自分を信頼出来なければ 自分を好きになれるはずがありません。
自分を好きになれない子どもは 失敗が恐くて 自分の責任で
何かをしたり,決めたり出来なくなってしまいます。
そして,自分の人生全てにおいて,責任を持てなくなるのです。